外に暮らす猫たちの撮影を始めて
トップスピードで日々を駆け抜けたのは
2008年〜2012年の東京での4年間だと思う。
2008年の4月に上京して
そこから仲間と出会い
2009年から毎年のように写真展。
さらに写真展のタイトルごとに写真集発売。
「東京猫物語」「4色の猫」「東京大阪2都猫物語」
さらには新宿コニカミノルタでの個展。
当時は1日が過ぎて行くスピードが早過ぎて
感情が追いついて無かったと思う。
今、改めて当時を振り返ると
本当に恵まれた日々だったんだと思える。
名もない僕が北九州から東京に出て行って
これ以上の日々は望めないよね。
なんでこういうことを思い返したかというと
Cat Scratchでのグループ展があったからかな。
今まで経験してきた展示とは違う感情が残ったけど
それはマイナスな感情ではなくて
外に暮らす猫を撮り始めて20年近くたった今も
仲間とこうして活動出来ていることに感謝の気持ちと、
自分自身もまだまだ終わるわけには行かないなぁと。
***
久しぶりにFlickrにログイン。
僕が初めてネットに写真を公開したのが2006年。
写真展.comだったかな。
そこからライフショット、fotologue
そしてFlickr。
現実では写真クラブの10人程度にしか見てもらえない写真が
Flickrでは世界の人に写真を見てもらえる!
当時はめちゃくちゃ刺激的な毎日だった。
海外の方との自分のつたない英語での交流も楽しかったし
実際にイタリアの友人に会いに行ったりもした。
日本人で人気のある作家さんなんて
北九州の田舎から見ていた僕からしたらスターだったし。
そういう方たちとも上京して会うことが出来て嬉しかった。
そんなFlickrだけはまだ存在していて
僕の歴史も残っている。
時は過ぎて
時代はInstagramやfacebookが主流になり
facebookではたくさんの仲間と知り合えた。
でも純粋に写真を見せ合うという意味では
Flickrの方が楽しかったかもしれない。
あの頃仲良くして頂いていた方たちは
僕と同じく今はFlickrでは活動していなかった。
みんな元気なのかな、写真は撮ってるのかな。
あの頃やりとりしていたメールを見返したら
なんか懐かしさと少しだけの切なさを感じた。
たまにこのブログを見てくれていたら嬉しいな。
なんて缶ビール片手に思う秋の夜です。
僕がFlickrで認知された写真